時計台とツーショットを撮りたいな
ある日のこと
谷くんは札幌時計台とツーショットを撮ろうとしてました。
まずは観光客向けの土台を使ってパシャり
「うーん、悪くはないけどもっと顔がはっきりわかる距離で撮りたいなぁ」
これでいいじゃん…
僕はそう思いながらも究極のツーショットのために付き合うことにしました。
しかし時計台は思ったより大きく、周りがビルに囲まれているのでうまく撮れません。
「ここだと時計が見えないなぁ。クソ〜殺意メラメラ〜」
「逆にこう撮ると僕チンが写らなくなっちゃうなぁ。プンプン!」
谷くんがイライラして人を食べそうだったので、僕はある提案をしました。
「ねぇ谷くん、顔さえ一緒に写せればいいんだよね?」
「うむ」
「じゃあさ首を引き伸ばせばいいんじゃないかな?」
「その手があったか!」
どうやら解決の糸口が見つかったようです!
「じゃあ伸ばすから写真撮ってね!」
ビュン!
デュルルルルルルルルル
ドーーーン!!!!
よかったね谷くん!!
わたこうの様子がなんだかおかしい
約5日前…
わたこうは俺のドライヤーで髪を乾かしていた。
どうやら青森へ旅行に行くらしく、その前乗りということで俺の家に泊まっていたらしい。
全然気づかなかった…
そんなこんなで翌日、わたこうは青森へ旅立って行った。
「じゃあなクズども!俺は強くなって帰って来る!!」
これが5日前の出来事である
そして今日、わたこうが帰ってきた。
「ただいまクズども!青森超楽しかった〜!」
「あれ?わたこう何か変わった?」
「え?なにも変わってないけど」
「…」
「…気のせいか」
「谷くんはおかしな子だな〜笑」
そんなやりとりをしているうちに、僕たちはお腹が空いてきたので近くの牛丼屋に行くことにした。
「どれにしようか迷うな〜チョキチョキ」
僕がJKのマネをしていると、ある異変に気がついた。
さっきまでいた谷くんがいない…
「あれ、わたこう谷くんは?」
僕が聞くとわたこうはこう答えた
「谷くんは知りすぎた」
「…タスケテ」
パソコンにコーラをこぼしたけど樋口カッターとかでなんとかなった話
先程うっかりパソコンにコーラをこぼしてしまいました。
少し前まで「美味い」と思っていたコーラが瞬時に「まずい!」に切り替わり、キーボードに広がったコーラを樋口カッターの如く手でスラッシュしました。(以下コウイチカッター)
しかしそれではコーラを全て払えきれなかったので、パソコンを逆さまにして持ち上げました。
パソコンからしたたるコーラをタオルで拭い、逆さまの液晶を見ながら外付けHDDを外して電源を落としました。
終わった…
6年前にバイト代で買ったMacBookProもここまでか…つい最近買った外付けHDDも壊れることへの伏線だったのだろうか…
とりあえず目に見えるコーラは拭き取れたので、手元にあったiPhoneで「パソコン こぼした」と検索して対処法を調べました。
どうやら咄嗟に行ったコウイチカッターとパソコンを逆さまにするという行為は正しかったらしく、出来る限りの応急処置は出来ていたみたいです。
小学6年生の時に樋口カッターを練習してた成果がここに現れました。
後はドライヤーもしくは扇風機で、ディスプレイとキーボードの繋ぎ目に風を送ればいいらしいので、最近2千円で買った扇風機で風を送ることにしました。
もしやこの扇風機もコーラをこぼすことへの伏線だったのでは…?
とりあえず乾かしてる姿がインスタ映えするかなと思い写真を撮りました。
全然インスタ映えしなさそうだったのでツイッターにアップしました。
ツイッターには「パソコンにコーラこぼしたなう」とツイートしましたが、実は「なう」ではなく「わず」でした。
僕は平気で嘘をつきます。
応急処置はなんとか終わったものの、まだちゃんと起動できるかわかりません。
頼む!
新しいパソコンを買うお金なんて無いんだ!
起動しろMacBookCOLA!
僕は電源ボタンを押しました。
ドゥーン(神の音)
僕のMacBookはコーラの糖分でベトベトにはなりましたが、なんとか死なずに済みました!
サンキュー樋口くん!
楽しい撮影タイム
今日は急遽撮影をすることになり、谷くんに来てもらいました。
「いやぁいきなり呼んじゃってゴメンね!」
僕が申し訳なさそうに言うと、谷くんは笑顔でこう言いました
「全然いいよ!」
谷くんは優しいなぁ
そう思っていると、谷くんが急に僕から逃げ出しました。
「もう嫌だぁぁぁ!!!」
わたこう、永遠の旅に出る
我が家に2泊していたわたこうが「行かなきゃ」と言い、突如家を出ていった。
俺は急いでわたこうを追いかけた。
そして謎のバスターミナルに辿り着いた。
そこには時刻表を見るわたこうと、なぜか谷くんがいた。
「…谷くん?」
「聞いたかコウイチ?わたこうもう行くんだってよ」
「行くって…どこに?」
話を聞くとわたこうは同じ街へ行くことは絶対にない一方通行のバスに乗るらしい。
それはつまり、俺たちとの永遠の別れを意味していた。
「いいのかよ谷くん!」
「おいコウイチ、最後くらい笑って見送ろうぜ」
そういう谷くんはめちゃめちゃ泣いていた。
こんなに泣いた谷くんを見たのは、小学3年の頃、掃除中に階段から落ちて腕を折って泣いた時の谷くんぶりだった。
「俺、やっぱり笑って見送るのなんて無理だァ」
そう言った谷くんの顔は涙でびしょ濡れだった。
「じゃあなクズども!」
わたこうはそう言って去って言った。
わたこう、感動をありがとう!
そんなことより谷くんと焼肉に来てまーす✌️
シャンプーの妖精
一人暮らしを初めて3年。
家に帰ると知らない男がシャンプーをしてた。
「何してるんですか?」
思わず僕は見ればわかることを質問してしまった。
すると、彼はこう答えた。
「・・・エッセンシャル」
彼は、その後髪を乾かし家を出ていった。
彼が言ったエッセンシャルとは一体なんだったんだろうか…
ご愛読ありがとうございました。コウイチ先生の次回作にご期待ください。
星になったわたこう
ナマステ〜
今日の改行だらけのブログです。
今日は旭川からわたこうが遊びに来ました。
最後に見た時よりだいぶ痩せててちょっと心配です。
もしかしたら虐待されてるのかな…
そんなことより新しい扇風機を買いました。
お値段なんと2千円です。
ブラックサンダーは30円なのに…
それと、今日は久しぶりに僕とわたこうと谷くんの3人でマリオカートをしてきました。
レースの結果はわたこうが1位でした。
1位を取って喜んでいるわたこうの姿は、ゲームセンターで一番輝いていました。
勝利に喜ぶわたこうは、マリオカートの座席から降りると天に拳を掲げ、その勢いのまま天井をすり抜け姿を消しました。
その様子を見て驚いた僕と谷くんは、慌てて店を出て、必死に夜空にわたこうの姿を探しました。
そのうち僕と谷くんは一つの輝く星を見つけ、それを指差しこう言いました。
「・・・わたこうだ」
FIN